女流漫画家 やまだ紫先生

作品:しんきらり・性悪猫は今読んでも共感できる

1960年代、雑誌COM(虫プロ)でデビューした女性漫画家。雑誌ガロ(青林堂)でも多くの作品を残しています。先生は、2009年に亡くなられています。

やまだ先生を知ったのは、youtubeでインタビューと作品「しんきらり」を見たから。インタビューを受けるやまだ先生は、凛々しく、淡々と自分のことを語っていてとてもかっこよかったです。物語にもその雰囲気が漂っていました。

「しんきらり」は、女性の日常がそのままリアルに描かれているなと感じました。

読んでよかった

仕事や育児に追われ、時にやり場のない淋しさや虚しさを感じる。今ある日常に幸せを感じつつも、 言葉にできない複雑な心情をサラッとした絵で表現しています。女性同士でも、この虚しさを話したり相談することは少ないかもしれません。時代がかわっても先生の物語に共感する部分はとても多いです。漫画の時代は昭和なので懐かしさを感じながら読みました。洋服や靴がオシャレなのも好きです。

やまだ紫さんを調べてたどり着いた 夫:白取千夏雄さんのサイト

やまだ先生の夫:白取さんは、青林堂の元編集者。FC2で2004年からブログを開始。亡くなられる最後まで精力的にブログを更新していました。今もサイトは残っています。

白取特急検車場【闘病バージョン】: 「通販生活」にやまだ紫『性悪猫』再録掲載

残念ながら、ブログは書いている本人(管理人)が亡くなると消えてしまいます。白取さんが最後まで取り掛かっていた自伝「全身編集者」は、亡くなった2年後の2019年ついに完成。おおかみ書房より刊行されました。

確か、第1刷は受注生産でまんだらけでも受注していた気がします。今は、第3刷。表紙は、有名な古屋兎丸先生

ブログは生きた証であり、貴重な歴史である。

白取さんのサイトには、妻:やまだ紫先生のロングインタビューや再録情報、ネット配信情報が紹介されていました。編集者として実際に携わった大御所先生(手塚治虫、水木しげるなど)たちとの思い出も多く語られています。

2004年から2017年までの記録。かなり読みごたえがあります!このような記録は宝物であり、貴重な歴史であり、私のようなまんが歴史オタクからしたら有難く、愛おしいです。

ここまで作品を愛し、ここまで漫画家を愛せる人生ってなんて素敵なんだろうって思います。死ぬ最後までやりたいことがある。伝えたいことがある。その情熱が伝わってくるから、今でも読者がいてサイトが残っているんかな~っと思いました。 まんがの歴史を見ていくと、ひとりひとりにドラマがありますね。

水木しげる先生を知ったことから始まり、やまだ紫先生、白鳥さんにたどり着きました。人の歴史や作品を知るには、時間がいくらあっても足りない。

人は、いつか必ず死ぬから愛おしいと思います。SNSが生まれたことで、漫画家さんの生きる姿を見ることができる。本当にありがたい。いい時代だと思います。これからも、多くの先生たちが発信する「僕は、ここにいるよ」を見て応援していきます!

ライター:きらり

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