日用品の売り切れで責められる高齢者

メディアが煽っている

マスクが1月ころから品切れになって2ヶ月ほどになりますが、未だに入手できませんね。その後はアルコール系の消毒液や除菌用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパーが売り切れになり、いよいよお米や缶詰などの食品が品薄になっているというニュースを見ます。

テレビで言っていることを疑う人はほとんどいないでしょうから、買い物に行ったときに在庫が少なければ『なくなると困るから多めに買っておこう』となる人も多いでしょう。その心理については、別の記事でも書いた通り仕方がないのかなと思ってます。

ですから、マスコミには国民が不安になるような報道は控えめにしてほしいものです。一部地域で品薄になっただけで、まるで日本中から在庫が消えたかのような言い方が気になります。

とはいえ、品切れになっているのは事実なので放送することに関しては仕方がないですね。マスコミもそれが仕事ですから。

映し方に悪意を感じる

空の棚を映すだけならいいんですが、朝の行列から売り切れるまでのスピード感を映したいもんですから、高齢者が購入するシーンばかりなんですよね。もちろん、朝一番でお店に並べるのは仕事をしていない人なので高齢者が多いでしょうけど、まるで『高齢者が買い占めの犯人だ!』という感じのVTRになってるので、インターネットの書き込みでは高齢者を批判するような書き込みをよく見かけます。確かに、知らんふりしてしれーっと2袋購入しようとした高齢者が映って、その時は「こらこら」と思ってしまいましたが・・・。

高齢者を少し冷静に見る

会社で教育係をしていた時の資料で『相手の事情を知らないうちは、相手に怒りを覚えてはいけません。何かがあったのではないかと思いとどまって、ちゃんと事情を聞きましょう。』というものがありました。例えば、あいさつしたのに返事がなかったのは、家族に何か事故や怪我などの不幸があったからかもしれない。もし、あなたの家族に何かあったときに、いつも通り出勤していつも通りの笑顔でいられますか?というものでした。たしかに、それは難しいですね。そうやって高齢者を冷静に見ると、少し見えてくる気がします。

人は歳を取って体力や感覚が衰えていくと若い人ほど強気にはなれません。若い人と買い物競争すれば若いかたに軍配が上がるでしょう。もし足が悪ければ買い物に行くのも大変でしょうから、現在のような非常時でなくても普段から欲しいものを欲しい時に買えるとは限りません。

さらに、人は経験を積むほど恐れる気持ちが強くなります。1973年と1979年のオイルショックを経験している今の高齢者は、当時の苦労を思い出して不安になったのかもしれません。

そして何より、高齢者は消費量が多いのではないでしょうか。理由として、自宅にいる時間が長いことと、自宅のトイレがウォシュレットではない可能性が高いことが考えられます。

自分が高齢者になったときは、東日本大震災や今回のことを思い出して、同じことをしてしまうかもしれません。

工場を映して「いっぱいありますね!」は必要か?

デマで売り切れたと言われていますが、本当のところはどうなんでしょう。国内から紙がなくなると本当に思っている人は少ないと思うんですよね。それでも実際には売り切れで買えなくなっていて、その原因はおそらく

  • 配送が間に合わない
  • 外出制限でいつもより多めに必要になると予想した「不安からの買い置き」

だという事を、皆さん何となく気が付いていると思います。

改善策を提案・報道してほしい

実際に複数個を購入する高齢者もいるでしょうし、何より大きな問題となるのは転売者がいることで、本当の買い占めが発生している地域もあるので、それをなくすためのアイデアを発信してほしいものです。

海外では、身分証番号(日本でいうところのマイナンバーカード)を利用して購入制限をかけたり、アプリで在庫があるショップをリアルタイム検索できるようにしたりと工夫しているそうです。そういう報道で国民が「それいいね!」となれば国も動きやすいでしょうから、今回はもう間に合わなくとも今後に生かせると思うんですが、いつの時代も視聴率が大切なので、煽ったほうが数字が取れるということなんでしょうか。

ライター:くろ

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